資格

はり師、きゅう師

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はり治療やお灸を行う人のことを、一般に鍼灸師(しんきゅうし)といいますが、鍼灸師という資格はなく、はり師ときゅう師は、資格としては別の資格です。つまり、鍼灸師というのは、はり師ときゅう師の資格を共に取得している人を指すことになります。ただ、はり師ときゅう師の資格は両方とも取得している人が多いのが実際のところです。

はり師は、身体のツボに針を刺すことで、ツボを刺激して治療を行い、きゅう師は、もぐさを燃焼させる「お灸」をすることで、ツボを刺激、治療を行います。

鍼灸の効果

鍼灸の効果は現在ではWHO(世界保健機構)でも認められていて、以下のような症状に効果があるとされています。

・肩こりや五十肩、腰痛、変形性膝関節症、腱鞘炎などの運動器系疾患

・便秘や下痢、慢性胃炎、食欲不振、気管支喘息、鼻炎、などの消化器・呼吸器系疾患

・頭痛、坐骨神経痛、術後疼痛などの疼痛性疾患

・低血圧症に伴う諸症状、冷え性、本態性高血圧症などの循環器系疾患

・月経異常、更年期障害、失禁症などの泌尿器・産婦人科系疾患

・仮性近視、眼性疲労、耳なり、難聴などの感覚器系疾患

・夜尿症、小児神経症、消化不良などの小児疾患など

はり師、きゅう師になるには

はり師、きゅう師になるためには、国家試験に合格する必要があります。国家試験を受験するためには、受験資格が必要です。受験資格は、高校を卒業後、はり師、きゅう師の養成施設(養成課程がある大学、短大、専門学校)で、3年以上、知識や技術を学ぶことで得ることができます。なお、重度の視覚障害がある方の場合は、中学を卒業後、養成施設で5年以上学ぶことで受験資格を得ることができます。

国家試験の内容

試験は、筆記試験のみです。視覚障害がある方には、拡大文字、超拡大文字や点字による受験や、試験問題を録音したDAISY-CDの使用又は試験問題の読み上げといった措置が認められます(後者については、養成施設の長などがやむを得ないと認めた場合に限られます)。照明器具や読書補助具、点字タイプライターの使用も可能です。

試験科目は、はり師の場合、医療概論(医学史を除く)、衛生学・公衆衛生学、関係法規、解剖学、生理学、病理学概論、臨床医学総論、臨床医学各論、リハビリテーション医学、東洋医学概論、経絡経穴概論、はり理論及び東洋医学臨床論です。きゅう師の場合は、はり理論がきゅう理論に変わる以外は共通です。共通する科目については、はり師ときゅう師の国家試験を同時に受験する場合は、一方の受験が免除されます。

試験の合格率など

試験の合格率は、はり師、きゅう師ともに、例年75~80%程度です。

はり師ときゅう師を同時に受験する人が多いため、両試験の受験者数はほぼ等しく、平成27年度の場合、はり師試験の受験者は4775人で合格者は3504人、合格率は79.1%であったのに対して、きゅう師試験の受験者は4732人で合格者は3550人、合格率は79.4%でした。

今後の展望

東洋医学への関心の高まりや、高齢化の進行などによって、鍼灸へのニーズは高まっており、はり師、きゅう師が活躍する場は広がる傾向にあります。しかし、はり師、きゅう師の就職先として考えられる鍼灸治療院については、個人経営の治療院が多いため採用は少なく、就職状況は厳しいようです。関連資格である、あん摩マッサージ指圧師や柔道整復師といった資格を取得することで、採用の幅を広げることができます。

はり師、きゅう師を目指す場合、はり師、きゅう師の資格を取得するだけでなく、複数の資格を取得するといった方法で自己研鑽を積むことが必要になるといえるでしょう。

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